ponanza さんの思い出。
初めて参加したSDT4一日目の試合開始前に朝ご飯の時間があった。その時に私とほかの開発者さんで楽しく朝ご飯を食べてたのだが、Ponanza さんが入ってきた瞬間、雰囲気が変わった。ponanza の山本さんは、試合前のボクサーのような面持ちで部屋に入ってきた。おっそろしくて、話しかけることができなかった。
しかし、なぜか試合前の練習対局で ponanza に当たってしまった(笑)。そこで ponanza さんに、「今年はどういった改良をされたのですか」と聞いてみたが、そこでは「まあ小さな改良を積み重ねた感じかな」としか答えてもらえなかった。ponanza さんに「君のソフトはどういった改良をしたの?」と聞かれても、「いろいろ試行錯誤してみたけれど強くならなかった」としか答えられなかった。その上、ちょっと会話をした後、山本さんはどこかに行ってしまった。
「小さな改良を積み重ねた」と答えられたとき、「ああ、なんか適当にはぐらかされてしまったんだろうな」と思ったのだけれど、後になってその意味がわかった。大会の打ち上げで ponanza は大会前 1 か月で 600 個のブランチを作って開発したと言っていた。ほんとに小さな改良を積み重ねていたのだ。僕がやっていた 1000 倍の試行錯誤をして少しずつ強くなっていた。自分を恥じましたね。